RDR2 ゲームの感想

レッドデッドリデンプション2 おじさんについて

レッドデッドリデンプション2を2周クリアしました。オープンワールドゲームを2周したのはこれが初めてです。大抵のオープンワールドゲームはプレイしている時に終盤でもうウンザリしていることが多いのにRDR2はそれがまったく無かったです。ゼルダの伝説BOWでさえ2周はしなかったので、自分はものすごくこのゲームを気に入っているんだと思います。

さて、私はRDR1を未プレイだったので1周目のエピローグあたりまで2が1の過去の話であることに気がついていませんでした。エピローグで活躍するジョンが1の主人公であることを知り、ネットで1のことをいろいろ調べました。そうしたら1にはオジサンまで出ていることを知ったわけです。終盤まで気にも止めていなかったけど、エピローグで好きになったオジサンのことが気になってきて,オジサンに注目しつつ2周目いってみようと思ったわけです。

このオジサンというキャラクターは不思議な人です。まず、誰もが不思議に思うであろう名前が無い。忘れたんだろうか?。そして、着の身着のまま平気で地べたで寝ている。どこに行ってもです。

ホースシュー高台のおじさん

クレメンスポイントのオジサン

シェイディベルのおじさん

ビーバーホロウのおじさん

ビーチャーズホープのおじさん

おじさんはすごいです。ワニや蛇がたくさんいる沼地でさえその辺に適当に寝るんですね。しかも寝入る姿は糸が切れたあやつり人形のよう。

オジサンを見てて思うのは、この人は他人から承認されたいという考えがまったく無いんだなということです。オジサンは金が無く窮地のギャング団に身を置いているのにもかかわらず働かないので周りから寄生虫、役立たずとひどい言われようなのだがまったく動じる様子が無いです。動じるどころかおもしろい返しさえできる。こんな面の皮の厚い人間になれたら生きていくのは楽だろうなと羨ましくおもいます。

アビゲイルの罵倒

おじさんは毎日着の身着のままその辺に寝て、置きたらピアソンの作ったシチューを食べて酒のんで気が向いたら歌っているという感じです。アーサーやジョンと違ってダッチに特別な感情を持っているわけでも無さそうだし、なんでダッチギャングにいるんだろう、この人は何を望んで生きてるんだろうと考えていましたが、エピローグを見ているとなんとなく分かった気がしました。

オジサンはジョンと出会いまだボロ小屋しかないビーチャーズホープについてきます。シチューも何も無いのに離れません。大きな家が建ってもその中で寝ないで外の板の上に寝ています。そして起きたらアビゲイルの作ったピアソンのよりもまずいシチューを食べて酒飲んで気が向いたら歌っている生活をしています。ダッチギャングにいた時と同じです。なのでオジサンにとって大事なのは家族のような集団の団欒の中にいることなんだと思うのです。

ボロ小屋で寝るおじさん

血は繋がっていなくとも家族のような集団の中にいることが大事で、それを守るためならたまには働くし戦う。だから1の最後でも家族を守るために大多数相手に勇敢に戦ったのでしょう。

「お前がここに埋めてくれ」言ってるオジサンも聞いてるジョンも自分たちが同じ日同じ場所で死ぬことになるなんて想像もしていないことでしょう。というか同じ日に死んだためにジョンはオジサンの墓は作れなかったわけだけどアビゲイルとジャックは作ってあげたんでしょうかね。1の動画を見る限りではオジサンの墓は映ってなかったけどさすがに作ってあげてるよね…?

追記:エピローグ終了後に気づいたのですが、ジョンハウスにはハシゴで登る屋根裏部屋があり、そこは物置兼オジサンの部屋となっていました。まったく働かないでこの暮らしぶりは本当に羨ましいです。いやはや、そりゃ命がけで守るわけです。

ジョンハウスの2階

夜中に一人で楽器を弾きまくるおじさん

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